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こんなのどう?

3 Sep 2015


『スポコン展』を見る。


 「あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星=スポコン展!」松屋銀座 8月26日(水)~9月7日(月)に行く。


 元東京ムービー、現トムス50周年記念展示。アニメと生原稿で振り返るスポ根。


 演出技術の高さに驚く。現在のアニメが素人作品に見える。


 アタックNO1や巨人の星に毒親批判の内容があり、感心する。矢吹丈も見捨てられた子供だった。高度成長の産物・高度成長のスローガンと思われていたスポ根だが、その裏側で切り捨てられていく者たちの叫びが主題だったのではないか。明日なき成長の只中で爆発する青春。


 寺山の「明日はどっちだ」を実感する。




27 Aug 2015

 

日本橋三越で名品を見る。


 明治の工芸、そしてアール・ヌーヴォーのガラスを見る。伝説の名工安藤禄山の象牙細工に驚嘆。


 象牙を木の葉一枚の厚さに削り、また野菜や果物の色に着彩している。使われた技法は今も不明だそうだ。


 その他、自在金属置物や細密象嵌など、超絶技巧を堪能した。


 それらの後でアール・ヌーヴォーを見ると価格的にも庶民的に思われてしまうのは、もちろん錯覚である。

20 Aug 2015

 

『エリック・サティとその時代展』を見る


 Bunkamura ザ・ミュージアムに行く。

 以前のバレエ・リュス展につながる展示も多い。サティの奇妙な標題は酷評に対する皮肉から出発したらしい。

 ブランクーシの「ソクラテス」、ピカビアの「アントラクト」などの成立事情がよくわかる。サティのバレエとつながっていたのだ。青年時代に見たかった展示である。

 美術の点でも音楽の点でも、サティは古典から現代への橋渡しになったのだと再認識した。
14 Aug 2015
14 Aug 2015
22 Jul 2015

 


スティーブ・ジョブズ』ジョシュア・マイケル・スターン監督 を見る。


 意外と面白かった。


Macの内蔵電池が寿命を迎えた時に時計の時刻が1956年…になるのは、ウォズニアックの誕生日だから。というMacマニアなら知っている事実の背景がわかる映画。


 ウォズニアックは技術者、ジョブズは司令官だったのだな。


 クラシックMacをキャノンが60万円で販売し始めた時、アップルは正気かと思ったものだ。もちろんその価格では買えなかった。


 エール大から帰った先輩がアカデミックアカウントで買ったクラシックが1000ドルと聞いて、その思いはより強くなった。


 だが、ジョブズの最初の計画ではクラシックを1000ドルで売るつもりだったらしい。そうしていれば日本のPCはすべてMacになっただろうに。



15 Jul 2015

 

『インターステラー』を見る。


まず、これ、SFかな?
舞台が宇宙なだけで「家族への思い」とかなんとか、もうウンザリ!
主人公がずっと口を開けっぱなしなのもアホっぽい。監督が注意すべきだろう。

設定はナウシカだな。それだけ。
ブラックホールに関する説明は疑問だらけ。
重力が強い星で時間の遅れが出るのは、恒星の表面だよ。その周囲の惑星系ではそこまで浦島効果は出ない。

ゼログラビティでもそうだったが、音楽うるさ過ぎ。

「2001年」を大学院生に見せたら「インターステラーみたいですね」と言ってた。
次元が違うんだよ!
トホホ。


5 Jul 2015

 

『大英博物館展』を見る。


都美術館の最終日に何とか間に合った。

100点の所蔵品で人類史を辿る展示。
よかったのは石器。16万年の時を超えて職人技が光る。
ロゼッタストーンも複製ながら展示。小ささに驚く。

古代の作品に比べ、近代の展示物はダーウィンのクロノメーターがグローバル化の印象を強く与えるくらいで、驚きが少ない

現代のクレジットカードや銃で作った彫刻は、火打石の石器以上に人間を深く語っているだろうか?
23 Jun 2015

 

『ボッティチェリとルネサンス展』Bunkamura を見る


チケット窓口で産能大の学生証について難癖をつけられる。
私を正式な大学生ではないと決めつけたいらしい。(若くないから)
産能大は東急自由ヶ丘にあるのにけしからん!
(東急のお得意様である。学生証裏にも学割が使えると明記されている。)

さて、展覧会はメディチ家をめぐって経済と芸術の関係を明らかにしようとするものだった。
その意図が十分に伝わったかと言えば、やや失敗だろう。

なぜなら、貨幣や利子についての中世的な常識があまり説明されていないからである。
例えば、貨幣自体に魔力があると信じられていたこと。(削って薬として飲ませた。)
ユダヤ人差別と高利貸しが結びついていたこと。(なぜユダヤ人の商売は利益が出るのか、理解できなかった。)など。
そうした文脈の上に、メディチ家の銀行が繁栄したのである。

結局、ボッティチェリもメディチをはじめとする豪商の注文に支えられたと言いたいのだろう。

フィオレンティーノ金貨が文学作品によく出てくる「フロリン金貨」のことだとわかった。


7 Jun 2015


 『ルネ・マグリット展』国立新美術館 を見る。


久しぶりの回顧展。44年前の回顧展(京都)以来、ずっとマグリットを見てきた。

だから初見の作品は少ない。


それでも初見が結構あるのは多作のマグリットならでは。

それらを通して、母の自殺、友人関係、戦時の生活などが浮かび上がってくる。


マグリットを「もの珍しさ」から引き離して見ようとする展覧会である。

7 Jun 2015

 

『とめはねっ!鈴里高校書道部』完結!


河合克敏の労作が完結。(ビッグコミック スピリッツ)

このマンガは書道を本格的に扱った初めての作品だ。

私がさせられた習い事は書道だけだ。(中学まで。月謝が安かったからだろう。)
師のK先生は金子鴎亭門下だったが、鴎亭がどんな書家なのか一度も教えてくれなかった。
河合氏のマンガで、鴎亭が漢字仮名交じりの自由書道を創作した人物と初めて知った。

高校時代、芸術科目を一つ選択するように言われ、再び書道を始めた。
講師のT先生は仮名が専門だった。しかしプロであるから、楷書の基礎から隷書までも教わった。
それで王羲之から褚遂良、顔真卿などを一通り臨書し、空海も仮名も書いてみたのである。
残念なことに、T先生も書道史の解説はしてくれなかった。

河合氏の『とめはねっ!』は私の書道ミッシングリンクを埋めてくれた作品である。
大きな書道史だけでなく、書家のエピソードや筆遣いの特徴まで詳しく解説してくれる。
青春マンガではあるが、その範疇をはるかに超える内容と言っていい。
個人的には、書道が女子校のパフォーマンス部活になってほしくない。


31 May 2015

 

高橋真琴展 を見る


ギャラリー向日葵でのトークイベントに行く。

聞き手は弥生美術館学芸員中村圭子さん。


先生から3月に頂いた手紙に筆が進まない件が書かれていたが、それでも会場の半分は新作。大作も2点。

変わらないエネルギーに脱帽。


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