こんなのどう?

1407261615

 風雲児たち (みなもと太郎) 24巻を読む


みなもと先生、連載150回達成!24巻はヒュースケン暗殺から始まる。ということは手塚治虫の『陽だまりの樹』と重なっているわけだ。読み比べが必要になってきたぞ!これは大変だ。
幕末編24巻描くのに13年かかった。(これが中間点だって!) みなもと先生は67歳だが後半を描く意欲満々。読者も長生きしなければ!


1407256897

ラウル・デュフィ展 を見る


デュフィの作品はフォーヴと言えばフォーヴなんだけど、あまりパンチがきいていない。しかし、感動したのはパリ万国博覧会電気館の壁画《電気の精》である。展覧会には本人作の復元リトグラフが来ていたが、それでも充分楽しめた。これは現代の『アテネの学堂』だ!タレースから始まる自然哲学者(つまり科学者)たちが一堂に会している。実際に電気の利用に道を拓いたのはファラデー、アンペール、ヴォルタあたりからだろうが、ニュートンやアインシュタインも理論家としてしっかり殿堂入りしている。デュフィは科学者の意見を聞きながら伝記を調べ、準備を整えて制作を開始したという。まさにモニュメンタルな作品である。この功績でレジオン・ド・ヌール勲章のシュバリエ章をもらったそうだ。日本にはないジャンルだな。



1406502405

 『ヒステリア』2011 を見る


ターニャ・ウェクスラー監督による「バイブレーター創世記」。実話というのがすごい。女性監督がこのテーマに取り組んでいるのも面白い。映画『ベティ・ペイジ』もそうだが、女性が「女性の性」を公然と表現する時、それを妨害するのは男性である。男性にとって、女性の性は、エロ本や風俗店に閉じ込められている限り安全な商品だ。しかし女性が自ら「性」を縛っている鎖を断ち切る行為は、男性の性支配を粉砕する行為でもある。発明されたバイブは女性の不満を「治療」し、自覚を促し、社会に目を向けさせる。だから、脅える男性は今でも、性表現する女性を逮捕し辱めようとするのだ。

1405960134

『 原子爆弾の誕生―科学と国際政治の世界史』を読む

リチャード ローズ (著), Richard Rhodes (原著), 神沼 二真 (翻訳), 渋谷 泰一 (翻訳)

上下2巻で1300ページを超える大作。1993年出版だが、その頃読む暇がなかった。
内容は大きく三つに分かれる。「核物理学の科学史」「ユダヤ人とナチズムをめぐる現代史」「科学者の伝記」であるが、詰め込みすぎの感もある。しかし、今現実に起こっている問題の根源として、内容は古くなっていない。「核の平和利用と爆弾とは切り離せない」「ユダヤ人の強力な互助意識」「科学者の研究スタイルの多様性」などの記述は「脱原発の根源的理由」」「ガザ爆撃」「STAP問題」などと結びついている。
1405880182

『 高田屋嘉兵衛伝 』須藤隆仙 著 を読む


この本が書かれた時、函館の北方資料館は完成直前だったと言う。まさにその頃函館を訪ねたのだが、私が見たのは別の資料館だったのだろうか?蠣崎波響のアイヌ族長画を見た記憶はある。嘉兵衛についても紹介されていたはずだ。銅像も見たはず。…思い出せない。

1405879763

 『ある殺人に関するテーゼ』(2013)を見る


監督:エルナン・ゴルドフリード  原作 :ディエゴ・パスコウスキ『Tesis sobre un homicidio』出演者 リカルド・ダリン ほか
『瞳の奥の秘密』のダリンは抑えた感じがよかったが、今度は大学教授役で威張っている。強引。結末は市民ケーンのパクリ。(オマージュ?)
ここでのtesisは論文のこと。ドイツ哲学のテーゼ(定立)ではない。誤訳。

1405879644

 『グランド・イリュージョン』(2013)を見る


監督:ルイ・レテリエ  出演  ジェシー・アイゼンバーグ  マーク・ラファロ  ウディ・ハレルソン メラニー・ロラン マイケル・ケイン モーガン・フリーマンほか
四人の専門別イリュージョ二ストが集まって大仕事に取りかかる。ここにも後催眠暗示が。社会派エンターテイメントなんだろうが、あまりスッキリしない。動機が個人的だから?
1405879383

 『トランス』(2013)を見る


監督:ダニー・ボイル 出演 ジェームズ・マカヴォイ、ロザリオ・ドーソン、ヴァンサン・カッセルほか
画廊の社員が落札絵画をどこに隠したか忘れる話。逆行催眠と後催眠暗示がネタ。現実と夢の境界が描き分けられていないので、見終わって不快感が残る。スッキリしない。

- 1 - - 2 - - 3 - - 4 - - 5 - - 6 - - 7 - - 8 - - 9 - - 10 - - 11 - - 12 - - 13 -