こんなのどう?

1405875513

 『クロワッサンで朝食を』(2012)を見る


イルマル・ラーグ 監督  出演:ジャンヌ・モロー ライネ・マギ  パトリック・ピノー  ほか   原題は「パリのエストニア女」。
ジャンヌ・モローが老いたエストニア出身歌手を演じる。かつて「ニキータ」で謎の美的生活講師を演じた彼女の本領発揮。介護の映画だが、テーマは「華のある生き方」。世話される方なのに威張っている老人は面倒臭いが、そこから学ぶもの(華)があればわかりあえる。学ぶものがないと…
1404583292

 『ゼロ・グラビティ』(Gravity)を見る


アルフォンソ・キュアロン監督。監督賞ほかアカデミー2個受賞。

駄作。

そもそもCG映画。スターウォーズのスピンオフ作品みたい。

冒頭から悪ふざけをする宇宙飛行士たち、働いているのは女性だけ。女性に向けられるセクハラ発言の数々。船長の命令を聞かないクルーたち。慣性質量を無視した空間運動(もっと緩やかだ)。絶えず鳴り続けるやかましい音楽。

NASA・TVを毎日見ている人には嘘くさい演出だらけ。厳しい訓練に耐え、冷静沈着に任務を果たすスペシャリストに失礼だ。もっとリスペクトせよ!キューブリック『2001年』の偉大さが改めてわかる。彼は監督賞をもらえなかったのだ。


1404582014

 『ランナウェイ/逃亡者』(The Company You Keep)を見る


ランナウェイ/逃亡者』(The Company You Keepロバート・レッドフォード監督・製作・主演。ニール・ゴードンによる2003年の小説を基にレム・ドブスが脚本執筆。

まず、日本語題名がひどい。映画のテーマは「時代を共有した仲間の連帯はどこまで続くか?」ということ。決して「トンズラする凶悪犯」ではない。センスのない邦題は時代精神がわかっていない配給会社社員によるものなのだろう。

レッドフォードの監督作を追っていくと、権力への粘り強い抵抗という一貫性がある。反逆の時代のテロリズムを肯定するのではないが、「あれは熱病のようなものだった。」などという安っぽい転向声明には与しない。

反戦活動家のモラルをそれぞれのメンバーが自分なりの形で持ち続ける姿。私たちの連帯はどうか?

1404580846

『ヒッチコック』Hitchcockを見る



監督サーシャ・ガヴァシ、脚本ジョン・マクラフリン、原作スティーヴン・レベロ『アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ』。 

  アルフレッド・ヒッチコック 監督による1960年の映画 『サイコ 』の製作の舞台裏を描く作品。アンソニー・ホプキンスヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン など、豪華出演者。

『カポーティ』『エド・ウッド』など同趣旨の作品は数多い。ただし、これは裏面を描くのでなく夫婦の物語である。意外性はないが、役者に支えられて佳作になった例か。


1404580123

 ジャン・フォートリエ展 JEAN FAUTRIER を見る


2014年5月24日(土)~7月13日(日)まで東京ステーションギャラリー。
アンフォルメルの芸術家、ジャン・フォートリエ(1898-1964)の回顧展。なぜそれが芸術作品なのか、なぜその行為が制作なのか、彼自身のインタビュー映像をも交えて構成されている。作為と偶然の狭間に立つ現代美術の一断面。


1404578920

 『アルバート氏の人生』(Albert Nobbs) を見る


『アルバート氏の人生』2011年ロドリゴ・ガルシア監督、グレン・クローズ製作・主演・ 共同脚色・主題歌作詞の力作。LGBT映画であろうが、厳密には主人公はストレートである。貧しさから男装した女性の物語。徹底的に痛めつけられる女性たち。それを搾取するのも女性。だが、作品全体には穏やかさが漂う。悲惨の中に悲惨を超える聖性がある。ロベール・ブレッソン『少女ムシェット』のようだ。


1404419241

 『ロンメル』と『パットン最期の日々』を見る。

宿敵二人の最期を描いた映画を見比べた。

ロンメルはヒトラー暗殺の「ワルキューレ作戦」関与を疑われ、詰め腹を切らされた。パットンはアイゼンハワーに解任された後、帰国前日に交通事故で頚椎を骨折し、病院で死んだ。どちらも軍人としては不名誉な死に様である。猛将の最期は結局、政治との対決で敗れたのだった。それでもなお、軍人が政治を支配した日本よりは活躍できたのかもしれない。

1403552010

『コン・ティキ』を見る


少年時代に読んだ ヘイエルダール『コンティキ号漂流記』の映画化。

ダメ。

原作の、フライパンに飛び込んでくるトビウオ、真夜中の謎の発光生物など、面白いエピソードが平凡な映像に矮小化されている。サメとの戦いなど、どうでもいい!

クストーの『沈黙の世界」の偉大さがわかる。

- 1 - - 2 - - 3 - - 4 - - 5 - - 6 - - 7 - - 8 - - 9 - - 10 - - 11 - - 12 - - 13 -