こんなのどう?
『スポコン展』を見る。
「あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星=スポコン展!」松屋銀座 8月26日(水)~9月7日(月)に行く。
元東京ムービー、現トムス50周年記念展示。アニメと生原稿で振り返るスポ根。
演出技術の高さに驚く。現在のアニメが素人作品に見える。
アタックNO1や巨人の星に毒親批判の内容があり、感心する。矢吹丈も見捨てられた子供だった。高度成長の産物・高度成長のスローガンと思われていたスポ根だが、その裏側で切り捨てられていく者たちの叫びが主題だったのではないか。明日なき成長の只中で爆発する青春。
寺山の「明日はどっちだ」を実感する。
日本橋三越で名品を見る。
明治の工芸、そしてアール・ヌーヴォーのガラスを見る。伝説の名工安藤禄山の象牙細工に驚嘆。
象牙を木の葉一枚の厚さに削り、また野菜や果物の色に着彩している。使われた技法は今も不明だそうだ。
その他、自在金属置物や細密象嵌など、超絶技巧を堪能した。
それらの後でアール・ヌーヴォーを見ると価格的にも庶民的に思われてしまうのは、もちろん錯覚である。
『エリック・サティとその時代展』を見る
『スティーブ・ジョブズ』ジョシュア・マイケル・スターン監督 を見る。
意外と面白かった。
Macの内蔵電池が寿命を迎えた時に時計の時刻が1956年…になるのは、ウォズニアックの誕生日だから。というMacマニアなら知っている事実の背景がわかる映画。
ウォズニアックは技術者、ジョブズは司令官だったのだな。
クラシックMacをキャノンが60万円で販売し始めた時、アップルは正気かと思ったものだ。もちろんその価格では買えなかった。
エール大から帰った先輩がアカデミックアカウントで買ったクラシックが1000ドルと聞いて、その思いはより強くなった。
だが、ジョブズの最初の計画ではクラシックを1000ドルで売るつもりだったらしい。そうしていれば日本のPCはすべてMacになっただろうに。
『インターステラー』を見る。
『大英博物館展』を見る。
『ボッティチェリとルネサンス展』Bunkamura を見る
『ルネ・マグリット展』国立新美術館 を見る。
久しぶりの回顧展。44年前の回顧展(京都)以来、ずっとマグリットを見てきた。
だから初見の作品は少ない。
それでも初見が結構あるのは多作のマグリットならでは。
それらを通して、母の自殺、友人関係、戦時の生活などが浮かび上がってくる。
マグリットを「もの珍しさ」から引き離して見ようとする展覧会である。
『とめはねっ!鈴里高校書道部』完結!
河合克敏の労作が完結。(ビッグコミック スピリッツ)
高橋真琴展 を見る
ギャラリー向日葵でのトークイベントに行く。
聞き手は弥生美術館学芸員中村圭子さん。
先生から3月に頂いた手紙に筆が進まない件が書かれていたが、それでも会場の半分は新作。大作も2点。
変わらないエネルギーに脱帽。